【nextWIN】ハイテクに一括投資できると評判のネクストウィン を徹底評価!掲示板の口コミや今後の見通しは?

日本中の投資信託を分析

【nextWIN】ハイテクに一括投資できると評判のネクストウィン を徹底評価!掲示板の口コミや今後の見通しは?

2022年10月29日

2020年からのハイテク株の急上昇によって多くの方がGAFAMをはじめとしたハイテク銘柄に投資をしブームが発生しました。

実際、これらのファンドが多く組み入れられているナスダック100指数に連動するQQQというETFは2020年に急騰していきました。

 

QQQの株価推移

 

そのためハイテク銘柄に分散投資を行う投資信託が数多く組成されました。

その中の一つで有名なものとして「ネクストウィン 」があります。

本日はネクストウィン について詳しく紐解いていきたいと思います。

 

GSフューチャー・テクノロジー・リーダーズ(愛称:ネクストウィン)の特徴とは?

ネクストウィン の特徴についてはまずは見ていきましょう。

運用会社はゴールドマンサックスアセットマネジメント株式会社

ネクストウィン を運用しているのは、あの世界最強の金融機関といわれるゴールドマンサックス証券グループの資産運用会社です。

 

ザ・ゴールドマン・サックス・グループ・インクは投資銀行業務、証券業務および投資運用業務を中心に企業、金融機関、政府機関、個人など多岐にわたるお客様を対象に
幅広い金融サービスを提供している世界有数の金融機関です。1869年に創業、ニューヨークを本拠地として世界の主要な金融市場に拠点を擁しています。

参照:ゴールドマンサックス証券

 

就職活動で見事に落とされた記憶がフラッシュバックします。

要は世界の一流大学を出たエリートが集う金融機関ということです。

これは期待が持てそうですね。

 

投資哲学や投資対象となる銘柄

ネクストウィンは「よりより投資収益は長期にわたって成長性の高い事業へ投資することにより獲得される」との投資哲学を持っています。

つまり、長期的に高い収益を残す銘柄に長期投資をして高いリターンを獲得するということです。

 

これを見た筆者の感想としては「それができたら誰も苦労しない」ということです。

長期的に成長するかどうかなど見通すことは不可能です。絵に描いた餅であると言える銘柄選定手法です。

 

銘柄選択のポイントは以下の3つとなっています。

 

強固なビジネス・フランチャイズ ✔︎確立されたブランド
✔︎高水準の市場シェア
✔︎商品の価格支配力
✔︎継続的な収益構造
✔︎高い投下資本利益率
優れた長期見通し ✔︎予測可能かつ持続的な成長性
✔︎長い製品ライフサイクル
✔︎強固な競争優位
✔︎人口動態からみた優位性
優秀な経営陣 ✔︎合理的な資本配分
✔︎一貫性のある事業業績
✔︎株主と同じインセンティブ

 

これらを満たす将来のテクノロジーリーダーに投資することを目的として運用されています。

 

AコースとBコースの違い

ネクストウィン は主要な通貨に対する為替ヘッジを行うAコースと為替ヘッジを行わないBコースが存在します。

Bコースでは為替ヘッジを行わないので、ドル円が上昇するとリターンが増加しますし、ドル円が下落するとリターンが低下します。

一方、Aコースでは為替リスクはおいませんがヘッジコストを支払うことになるので年率3%-4%のリターンの毀損要因になります。

 

構成上位銘柄

以下は2022年12月末までの構成順位の推移です。

2022年12月末 2022年9月末
1 キンディーインターナショナル パロアルネットワークス
2 KLAコーポレーション ケイデンス・デザイン
3 モトローラソリューションズ オンセミコンダクター
4 ケイデンス モトローラ
5 ハブスポット KLAコーポレーション
6 ユナイテッド・マイクロエレクトロニクス SBAコミュニケーションズ
7 メルカドリブレ ビアビソリューションズ
8 ダイナトレース ハブスポット
9 ヴィーナステック・グループ マーベル
10 インフォニオンテクノロジーズ アトラシアン

 

現時点での構成上位銘柄は以下となります。

 

銘柄名 比率 事業内容
キンディーインターナショナル 中国 3.4% 子会社を通じて企業の統合管理ソフトウェア、電子取引アプリケーション、ミドルウェアの開発、販売に従事。
KLAコーポレーション 米国 3.4% 表面プロファイラー、ナノ機械試験機などの半導体製造装置メーカー
モトローラソリューションズ 米国 3.2% データのキャプチャー、無線、インフラストラクチャ、バーコード・スキャン、双方向ラジオ、無線ブロードバンドネットワークを開発する総合電子通信機器メーカー。
ケイデンス 米国 3.2% 電子設計自動化ソフトウェア技術のライセンスを供与するほか、各種専門サービスを手がける
ハブスポット 米国 2.7% クラウドベースの顧客関係管理プラットフォームを提供する情報テクノロジー関連会社
ユナイテッド・マイクロエレクトロニクス 台湾 2.5% ICおよび関連電子製品の受託製造会社
メルカドリブレ ブラジル 2.2% 南米市場向けオンライン取引ウェブサイトを運営
ダイナトレース 米国 2.2% 子会社を通じてエンタープライズクラウド向けのソフトウェア・インテリジェンス・プラットフォームを開発。
ヴィーナステック・グループ 中国 2.2% 各種情報セキュリティ・サービスおよびソリューションを提供する情報セキュリテジ製品
インフォニオンテクノロジーズ ドイツ 2.1% 半導体の設計、製造、販売に従事する半導体メーカー

 

地域別構成比率は米国が60%となります。非常に多いようにみえますが、全世界株式における米国の比率と同じとなります。

 

北米 60.7%
アジア 23.6%
日本 6.8%
欧州 6.1%
その他 2.2%
現金 0.7%

 

ネクストウィンの運用実績

ネクストウィンの運用実績は以下となります。AコースとBコースで分けています。

 

ネクストウィン の基準価額の推移

 

今は極度の円安が発生しているので今後円高となった時に為替ヘッジなしのBコースは大きく下落してしまいます。

そのため、以降の議論はAコースを元に議論を進めていきます。

米国のS&P500指数とハイテクが多く組み入れられているナスダック総合指数と比較したものが以下となります。

 

青:ネクストウィン 
赤:S&P500指数(円建)
緑:全世界株式(円建)

 

ネクストウィン とS&P500指数と全世界株の比較

 

一時は指数を大幅にアウトパフォームしていましたが2022年の大幅下落で指数に劣後した成績となっています。

本来であれば投資対象をハイテク中心にしているのでナスダックに対して勝っていてほしかったですが、リターンは低いと言わざるをえません。

 

直近1年にフォーカスすると以下のようにひどい成績となっています。

 

直近1年のネクストウィンとS&P500と全世界株の比較

 

掲示板での口コミや評判

掲示板での口コミや評価は以下となります。

 

Yahoo finance①

まだ下げますか?
買値までは、辛抱。
しばらく見たくもありません。

 

Yahoo finance②

全然危ないですからね。
何度も言いますが、米国債利率、FFレート、対全通貨ドル高、消費者物価指数予想、9月FOMC無し等、米株、特にグロース株の価値が本質的に上がる要素はゼロに等しいです。

それに対して、円安が進行すると、なんの意味もなく値段が上がります。損をするということです。ホールドしていればという人もいます。
しかし急病や、現在の年齢などの変えられないリスクを持っている人は避けるのが難しい、一発退場リスクになります。

 

今後の見通しとまとめ

今後の見通しは結局のところ米国のハイテク企業の先行きがどうなるかという点に依拠します。

2023年1月末の大型テックのGAFAMの決算は散々なものでした。アップルだけはなんとか耐えていましたが。

 

高進するインフレに対応するために金利を引き上げた結果、経済が失速して企業収益が悪化しているのです。

ここから米国を起点とした世界的なグローバルリセッションが到来します。

 

リセッションとなると現在の下落相場は継続していきます。特にハイテク銘柄の下落は更に底値を掘り続ける可能性があります。

資産運用で重要なのは下落相場を回避しながら安定したリターンを実現することです。

最後に:資産を飛躍的に増やす方法は明確に決まっている

積み重ねる運用

 

 

資産を大きく増やすにはどうすれば良いのでしょうか?

上場小型ベンチャー株に力一杯、資金を投入。一か八か、株価の急騰を願ったり、信用取引でレバレッジを思いっきりかけてみるのも良さそうです。仮想通貨の草コインも人生一発逆転があるかもしれません。

断言します。上記のような思考の方は一生資産が増えません。

そもそも一発の取引で大儲けを狙えるというのは、同じく容易に資金を溶かす可能性も高いということです。そんなものは投資とは言えません。投機と考えても質が低いです。もう少し丁寧に資産の扱い(延いては人生)を考えてみましょう。思考をガラリと変えてみましょう。

 

大事なのは「リターンが小さくても確実にプラスを、時間をかけて積み重ねていく(複利を生かす)」ことです。世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏も投資で最も大切なのは以下の2つのルールとしています。

 

  1. 絶対にお金を損しないこと。
  2. 絶対にルール1を忘れないこと。

 

 

この「損をしない」「プラスリターンを確実に積み重ねていく(複利を生かす)」という重要性を理解したところで資産運用は始まります。好きな企業の株、高配当・優待目当てなど、あなたの資産を減らしてしまう運用はやめましょう。「Classic」且つ「質実剛健」な資産運用を行なっていくべきです。

 

私も資産運用歴は既にかなり長いです。そしてこの思考に辿り着き、プラスリターン×複利運用を実施してからの資産増加スピードは圧巻でした。この哲学を実践している、私のポートフォリオに入っているファンドも今回まとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

 

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