日本中の投資信託を分析

【ひふみ投信】「ひふみプラス」はやめたほうがいい?大型株中心PFになり時代は終わった?暴落を幾度となく経験し不調にあえぐ評判を博した投信の今後の見通しを含めて徹底評価。

2022年4月25日

日本には販売から運用まで一貫して行う独立系の投資信託が数多く存在しています。

その中で、最も有名なのは「ひふみ投信」です。

 

ひふみ投信は2008年から市場平均を大幅に上回る成績を出しており注目が高まり、2017年にはカンブリア宮殿にも取り上げられました。

カンブリア宮殿 ひふみ投信

 

結果として純資産額は急騰して1400億円という規模になっています。

 

これは、あくまで「ひふみ投信」単体で「ひふみプラス」や「ひふみ年金」を加えると7000億円の運用資産規模となっています。

大衆向けの商品を拡充し、その運用資産規模は非常に大きなものになっております。直近は米国のFRBによる金融引き締め実行フェーズにより運用は困難をきたしており、純資産総額は減少傾向です。

 

1ヶ月前 3ヶ月前 6ヶ月前 1年 3年 設定来
2.14% -0.43% -1.18% -11.45% 5.56% 443.09%

 

ひふみ投信の純資産の推移

 

 

筆者も2016年から2017年に「ひふみ投信」に投資をして大きな利益を獲得しました。しかし、現在は後で紹介する「ある理由」によって資金を引き揚げました。

今回はそんな 「ひふみ投信」について以下の点を中心にお伝えしていきたいと思います。

 

今回のポイント

  • ひふみ投信はどのようなファンドなのか?
  • ひふみ投信の過去の成績とは?
  • 何故、ひふみ投信から資金を引き揚げたのか?

 

ひふみ投信の考察をふまえて、2022年時点で長期的な資産形成を行う上で筆者的におすすめのファンドをランキング形式で纏めていますので参考にしていただければと思います。

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「ひふみ投信」や「ひふみプラス」ってどんな投資信託?何が違うの?

まずは「ひふみ投信」と「ひふみプラス」の違いについて説明していきたいと思います。

 

「ひふみプラス」は直販型

そもそも「ひふみ投信」ってどのような投資信託なのかという点についてお伝えしていきたいと思います。

普通の投資信託が証券会社を経由して購入することが出来ますが、ひふみ投信は直販形式を取っている独立系投資信託となります。

 

ひふみプラスとは?

あれ、けど楽天やSBIでも「ひふみプラス」という形態の投資信託が販売されてるよね?という疑問もあるかと思われます。

「ひふみプラス」は直販型ではなく、証券会社や銀行といった金融機関で販売されている投資信託です。

気になる成績は「ひふみ投信」とマザーファンドが一緒なのでまったく同じになっています。

 

ひふみプラスの仕組み

 

しかし、どうせ大切な資産を預けるのであれば、ひふみ投信に預け入れた方がメリットがあります。この点については後程詳述します。

以下では成績が同じなので「ひふみ投信」で統一してお伝えしていきたいと思います。

 

 

ひふみ投信設立者の藤野英人氏

ひふみ投信はレオス・キャピタルワークス社によって運用されているのですが、同社を設立した人こそ、藤野英人氏です。

藤野氏は中小小型並びに成長株ファンドの運用で25年の経歴があります。まず社会人としての経験は現在の野村アセット・マネジメント株式会社から始まります。

 

そこで中小型株の運用部門に配属され、ここで中小企業の経営者の話を聞くにつれて経営者精神が養われたみたいです。

 

入社6年を経過した時には更に腕に磨きをかける為、現在のJPモルガンアセットマネジメント社に転職。

その後、ITバブルの追い風もあり1998年の32歳の頃にはカリスマと呼ばれておりました。

 

世界屈指のベンチャーキャピタリストから弟子にならないかとの誘いもあったそうです。

しかし、現在の日本の投資信託の質の低さを嘆き、国民にとって理想的な投資信託を作ろう!と一念発起し2003年にレオスキャピタルを創設しました。

 

投資家の為ではなく、運用会社の為に存在する投資信託に危機感を持っていたという点は金融庁長官の森氏と同じ危機感を持っていたんですね。

日本人が適切な資産運用を行うことは大きな課題なので、この課題に取り組むヒーローといった感じですね。

 

また著書として、なんと21冊も執筆されてます。

 

 

ひふみ投信の運用方針

運用方針については、ひふみ投信自信が謳っていることを管理人がかみ砕いて説明していきたいと思います。

 

主得意の超小型株の比率が著しく減少している

元々藤野氏が超小型株の成長ファンドの運用で経験を培ってきました。そのため、運用開始直後は超小型株の比率が非常に高かったのです。

しかし、以下をご覧いただければわかる通り、現在は超小型株は非常に小さい比率になってしまっています。

 

「ひふみ投信」の構成銘柄の規模の推移

 

変わって大型株や海外株の比率が増えています。この傾向は2017年以降顕著になっていますね。

原因は最初に触れた「カンブリア宮殿」で取り上げられたことによる資金の急激な流入にあります。

 

ひふみ投信の純資産の推移

 

超小型株は流動性が低いので大きな資産を運用することはできず、大型株を購入していくしかなくなってしまっているのです。

 

結果として後続でお伝えしますが、以前のような高いパフォーマンスは出せずに日経平均と同等の成績に最近はなってしまっています。

 

「ひふみ投信」の組入上位銘柄10位

2022年7月末時点

 

では、2022月7月末時点での「ひふみ投信」の構成上位10銘柄についてみていきましょう。

 

番号 会社名 区分 組入比率
1 トヨタ自動車 大型 2.80%
プライム市場
輸送用機器
2 東京海上ホールディングス 大型 2.19%
プライム市場
保険業
3 インターネットイニシアティブ 大型 1.91%
プライム市場
情報通信業
4 オリエンタルランド 大型 1.66%
プライム市場
サービス業
5 味の素 大型 1.55%
プライム市場
食料品
6 本田技研工業 大型 1.48%
プライム市場
輸送用機器
7 GMOペイメントゲートウェイ 大型 1.45%
プライム市場
情報通信
8 任天堂 大型 1.33%
プライム市場
その他製品
9 IHI 大型 1.33%
プライム市場
機械
10 第一生命ホールディングス 大型 1.14%
プライム市場
保険業
上位10銘柄合計 16.84%

 

トヨタ自動車がトップ、次いで保険の東京海上と王道銘柄が続きます。

 

2022年3月末時点

ちなみに前回記事を更新する前の2022年3末時点では以下となっていました。だいぶ上位銘柄の様相も変わっていますね。 ナスダックの下落を受け米マイクロソフトも上位から消え、トヨタ、本田など自動車メーカーの色が強くなっています。

 

会社名 区分 組入比率
ソニーグループ 大型
東証一部
電気機器
2.55%
オリエンタルランド 大型
東証一部
サービス業
2.44%
東京海上ホールディングス 大型
東証一部
保険業
1.94%
三菱UFJ 大型
東証一部
銀行業
1.80%
INPEX 大型
東証一部
銀行業
1.80%
NTT 大型
東証一部
情報通信業
1.66%
MSFT ナスダック
海外超大型株
情報通信
1.66%
住友金属鉱山 大型
東証一部
非鉄金属
1.60%
トヨタ自動車 中小型
東証一部
輸送用機器
1.56%
三菱商事 大型
東証一部
卸売業
1.37%
上位10銘柄は合計 12.44%

 

 

2021年9月末時

既に古い情報なのですが、2021年9月末時点では以下となっていました。マイクロソフトが徐々に順位を落とし(株価下落が原因だと思いますが)、今はサービス業であるオリエンタルランドを組み入れていますね。

 

会社名 区分 組入比率
マイクロソフト 大型
海外(OS・クラウド)
1.41%
HOYA 大型
東証一部
精密機器
1.37%
インターネット
イニシアティブ
大型
東証一部
情報・通信業
1.37%
SHIFT 大型
東証一部
情報・通信業
1.36%
ミライト
ホールディングス
中小型
東証一部
建設業
1.33%
三菱商事 大型
東証一部
卸売業
1.25%
村田製作所 大型
東証一部
電気機器
1.10%
あいホールディングス 中小型
東証一部
卸売業
1.09%
ショーボンド
ホールディングス
中小型
東証一部
建設業
1.08%
川崎重工業 中小型
東証一部
輸送用機器
1.08%
上位10銘柄は合計 12.44%

 

大企業中心のポートフォリオ

皆さんが知っている大企業の他に中小型株も組み入れられています。ただ、得意とする超小型株は上位には入っていないことは残念ですね。

ポートフォリオに組み入れられている銘柄は「グロース株」と「バリュー株」投資をバランス良く織り交ぜているという感じです。

グロース株(成長株)投資とバリュー株(割安株)投資の違いをわかりやすく解説

 

銘柄選定にあたっては財務諸表の分析である定量分析は勿論おこなっています。

加えて、実際に足を使って投資先候補の企業の経営者との面談や、将来的なビジョンの精査、製品に対する購買者の声など足を使って企業の有望さを考えて投資判断を下しているそうです。

 

あと、構成銘柄数は260銘柄と非常に多岐にわたります。日経平均ですら225銘柄で構成されています。

つまり、あまりにも分散されすぎてて、「ひふみ投信」の値動きは相場と連動しやすい性質になっているのです。

 

守りながら増やす運用方針

基準価格の変動に伴う、投資家の不安感を出来うる限り軽減しようということをポリシーとして掲げています。

国民の為の投資信託を掲げて創設したこともあり、投資家に配慮した運用を行っているということですね。

実際にmorning starが発表している「ひふみ投信」のリスクリターン表をご覧ください。

 

1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率)
トータルリターン -11.45% 5.56% 4.78% 15.27%
標準偏差 15.39 15.74 16.10 15.51
シャープレシオ -0.74 0.35 0.30 0.98

 

リターンは簡単ですね、どれだけ資産が増えたかなので簡単にリターンを幾何平均して求めることが出来ます。

では損失を蒙ってないのにリスクってなんなの?ということですが、これは標準偏差と言われるものです。価格の変動率が高いか低いかを表す指標です。

 

リスクのイメージを概念化した図

 

上の図を見て頂くと、最終的にファンドAもファンドBも投資リターンは同じです。しかし、ファンドAが上下変動が激しいのに対して、ファンドBは堅実に着実に基準価格を上げていっています。

この二つのファンドの場合、リスクはファンドBの方が圧倒的に低く、このような成績をひふみ投信は目指しているのです。

 

現状「ひふみ投信」は先進国株式には若干優っているもののローリスクハイリターン気味になっているのは由々しい点ですね。この点については成績欄で詳しくお伝えします。

 

現金比率の調整機能

またこれは大々的にひふみ投信が謳っているわけではないですが、私は現金比率が50%まで膨らませることが出来る点も魅力に感じています。

つまり、相場が高騰してバブル的な状況であれば現金比率を高めて、中小小型のバリュー株に資金を移すことにより、

 

相場の大幅な下落時を乗り切ることが出来ると考えられるからです。

ひふみ投信は現金比率を調整できる

 

実際にバフェットも相場が天井圏にあるときは現金比率を高めている為、相場下落時のショックを抑える工夫がなされているんですね。

通常の投資信託であれば、現金比率はかなり低く抑えるように縛られているので、このような柔軟な運用はできません。

 

プロ中のプロである藤野氏を中心とした運用チームが相場の温度を日々モニタリングして現金比率を調節し不測の事態に備えてくれるのは、安心感があります。

このような運用の自由度の高さがひふみ投信の魅力の一つであると言えます。

 

ひふみ投信の運用成績と筆者が解約した理由

ではひふみ投信の運用実績について解説していきたいと思います。

ひふみ投信の長期(チャート)の実績は素晴らしい

まず一番重要な運用実績です。以下はひふみ投信の運用開始からのリターンを日経平均株価と比較したものです。

ひふみ投信と日経平均の長期のチャート推移

 

 

2012年以降で日経平均が+200%になっている中、ひふみ投信は+300%になっており大幅にオーバーパフォームしています。

実際に以下の各年毎のリターンをご覧ください。2017年までは非常に堅調に推移していますね。2022年はTOPIXに大きくアンダーパフォームしています。

ひふみ投信の各年の収益率

 

 

TOPIXが大幅下落しているリーマンショックの2008年と2011年についてもプラス、または小さなマイナスに抑えているところは最も評価できる点だと思います。

ただ、2018年と2022年はTOPIX以上の大幅な下落となってしまっています。

何故でしょうか?

 

実はこの理由が筆者が2018年に入る前に「ひふみ投信」を解約した理由となっています。次項で詳しくお伝えいたします。

 

筆者が「ひふみ投信」を解約した理由

以下は直近3年間の「ひふみ投信」と「日経平均」の値動きの比較です。

青:ひふみ投信
赤:日経平均

ひふみ投信と日経平均の過去3年のチャートの比較

 

 

近年2018年-2021年に関しては日経平均と殆ど同じ動きになってしまっています。そして過去3年間だと日経平均に敗北を喫しています(ちなみに2022年は年初から下落に弾みがついています)

 

注意してほしいのは、上記チャートの日経平均は配当金を出した後の金額です

配当金を加味するとさらに「ひふみ投信」との差はさらに大きく広がります。

 

この原因は最初にも述べたカンブリア宮殿で宣伝されたことに起因します。

2017年2月にカンブリア宮殿に特集されたことで人気が殺到したことにあります。結果的に2017年から純資産が急拡大しています。

 

ひふみ投信の純資産の推移

 

 

資産規模が大きくなるまでは、藤野氏が得意としていた超小型株投資を行うことができなくなってきました。大きすぎる資金を魅力的な超小型株だけで運用できなくなったからです。

 

大型株は日経平均と同様の値動きをする傾向にあるので、最近の「ひふみ投信」は日経平均と連動する値動きになっているのです。

ひふみ投信が魅力的だったのは超小型割安成長株投資で下落耐性強く尚且つ高いリターンの獲得が見込めたからです。

 

現時点の「ひふみ投信」は規模が大きすぎて投資する妙味を感じられなくなり解約を2017年末に行いました。結果的に判断は間違っていなかったという結果になっています。

 

 

ひふみ投信の欠点を補う投資先

ひふみ投信は直近下落局面でTOPIXや日経平均と同じく暴落する傾向があります。

ただ、ひふみ投信が2008年から2017年まで卓越したリターンをだしていたことは疑いようのない事実です。

 

つまり昔のまだ純資産額がそこまで大きくない時点の「ひふみ投信」のように魅了的な中小型投資を行っているファンドに投資をすれば卓越したリターンを期待することができます。

なかなか中小型株投資で大きなリターンを出している投資信託はありません。しかし、筆者の投資しているヘッジファンド「BMキャピタル」はまさに条件を満たすファンドといえます。

 

BMキャピタルは圧倒的に割安に放置されている超小型株銘柄を厳選して投資をしていきます。具体的には購入した段階で企業を清算したら即利益を得られるような、あり得ないレベルで割安に放置されている銘柄を狙い打ちします。

この手法はバフェットの師であるベンジャミン・グレアム氏によって開発されている手法を採用しています。

ベンジャミン・グレアムの投資対象『ネットネット株』を分かり易く解説

 

 

そのため、下落耐性が低く過去年間ベースで一度も下落することなく安定的に殖やしていっています。

実際、2018年や2020年の暴落局面でも下落することなく資産を安定的に増やし続けています。

市場の下落を無傷で乗り切るBMキャピタル

 

年率10%程度のリターンを下落することなく積み重ねたい方にはうってつけの選択肢といえるでしょう。筆者も投資をして6年間になりますが資産額が2.5倍となっています。

2022年はバリュー株相場が到来します。つまりBMキャピタルのようなファンドは割安な銘柄を仕込むチャンスとなっています。

 

現時点で投資を行えば、さらに高いリターンを確保することが見込めます。以下で詳しく解説していますのでご覧ください。

 

BMキャピタルの詳細

 

 

他の独立系投資信託との比較

ひふみ投信と同様に販売から運用まで一括して行っている独立系の投資信託は他にも存在しています。

日本には様々な独立系投資信託があります。以下は他の独立系投資信託との比較です。

青:セゾン資産形成の達人ファンド
赤:ひふみ投信
緑:ありがとうファンド
黄:さわかみ投信
紫:鎌倉投信「結い2101」

 

ひふみ投信と他の独立系投資信託の長期チャート比較

 

 

また、運用の項目で詳しくお伝えしますが過去10年でみると「ひふみ投信」は非常に高い成績を上げています。(今はセゾン資産形成の達人ファンドに捉えられてはいますが)

 

 

では、もう少し期間を短く過去3年で見てみましょう。

青:セゾン資産形成の達人ファンド
赤:ひふみ投信
緑:ありがとうファンド
黄:さわかみ投信
紫:鎌倉投信「結い2101」

 

 

先ほどお伝えした通り、カンブリア宮殿で取り上げられてから純資産が急増したことで本来の運用ができなくなってしまっているのです。

結果として他のファンドにも劣後し、日経平均と同様の成績となってしまっています。

 

ひふみ投信の今後を予想、非常に危ない状況

ひふみ投信は他のアクティブ型の投資信託を圧倒する成績を出してきていました。

しかし、直近は日経平均の下落にもろに影響される形で大きく基準価格を落とす局面が増えてきています。

 

理由は今までは市場に影響を受けにくい小型株・超小型株に投資をしていました。

しかし、直近は殆どを市場平均の影響を受けやすい大型・中型銘柄で占められています。すでに大型株の比率は63.55%となっており、銘柄選定という領域の投資ではないように思えます。

 

ひふみ投信の構成銘柄の時価総額別比率

 

 

2022年7月末時点では、直近3年間は日経平均に劣った成績となっています。

本来の下落体制が強いというファンドの特性を失いつつあります。

 

テレビで放送され、あまりにも人気が出過ぎたため、本来の小型・超小型株運用ができなくなっているのです。

結果として今後TOPIXがどうなるかが、ひふみ投信の今後の結果に影響します。こうなってくるとひふみより手数料の安いTOPIX連動型ETFの方がいいのでは?という疑問も生まれてきます。

 

TOPIXや日経平均は米国株に連動する傾向にあります。米国株はコロナ後に急騰したこともあり直近は高値警戒感が出てきています。

特にグロース株についてはオーバーバリュされすぎているので危険といえます。

 

今後グロース株投資の要素が強くなってきているひふみ投信に投資を行う旨味は低くなってきています。

相場が下落した時の下落耐性を備えつつ年率10%程度の利回りをだす投資先については、以下にランキング形式でまとめていますので参考にしてみてください。

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ひふみ投信はNISAに向いているのか?

ひふみ投信はNISAで積立を行うことが出来ます。

以前投資信託を購入するリスクでNISAは損益通算と損益繰越が出来ない為、藤野氏も指摘している通り低品質の日本の投資信託には向いていないと説明しました。

損益通算と損益繰越について詳しく見ていきましょう。

 

損益通算

あなたが株式Aと投資信託①に投資し以下のような結果となったとします。

株式A :+300万円
投資信託B:▲100万円
合計 +200万円

投資利益は合計100万円なのでNISAを使用しない場合の税金は

100万円×20.315%で20万3150円になります。

然しこれをNISA口座で行うと、▲100万円は通算できず、課税される利益は300万円となります。

税金は300万円×20.315%で60万9450円となります。

 

損益繰越

今回は2年間の利益が以下の場合を想定します。

1年目:▲200万円
2年目:+500万円

NISAを使用していない場合2年目と1年目との合計の300万円分にたいして課税されます。税金は300万円×20.315%で60万9450円になります。

然しNISAを使用している場合は2年目は繰越すことが出来ず、500万円全額に対して課税されます

税金は500万円×20.315%で101万5750円となります。

 

ひふみ投信とNISAの相性

つまりNISAは利益を出した場合は非課税である為メリットがあるものの損失を出すと通常の場合よりデメリットがあるという性質があります。

ひふみの運用成績を見てみると、先程記載しました通りマイナスは殆どなく出たとしても極めて少なく抑えているので、NISAとの相性は非常に良いということが出来るでしょう。

 

ひふみ投信を購入するする場合はNISAを活用することを推奨します。

 

 

ひふみ投信手数料

まず通常の投資信託は購入時並びに解約時に手数料が発生しますが、ひふみ投信は購入時・解約時の手数料は発生しません。

更に運用管理報酬もリーズナブルな毎年1.0584%となっています。

 

指数連動型の投資信託は0.5%程度発生しているのですが、アクティブ運用だと2%~3%が通常の手数料なのでアクティブ運用のひふみ投信としては非常に低水準だと思います。

更に信託報酬一部還元方式というお得な制度もあり、長期でひふみ投信を保有している投資家に対して、信託報酬を割引し、その割引分で更にひふみ投信を購入するという制度が存在しています。

 

ひふみ投信の手数料の還元制度

 

要するに、5年経てば信託報酬は一旦1.0584%頂くけども0.2%分のひふみ投信の口数を授与、要は10年経てば信託報酬は一旦1.0584%頂くけども0.4%分のひふみ投信の口数を授与するという制度です。

これほどの成績を上げているファンドの手数料が0.5%というのは相当お買い得といえるでしょう。

 

ひふみ投信とひふみプラス

ひふみ投信がレオスキャピタルの直販なのに対して、ひふみプラスは証券会社経由で購入できるひふみ投信に連動する投資信託です。

 

以下のようにレオスキャピタルは直販と証券会社経由の資金をマザーファンドに集めて株式市場へ投資をして資金効率を高めています。

 

ひふみ投信とひふみプラス

 

 

ひふみ投信がひふみプラスよりおすすめな点

ひふみプラスは証券会社経由で購入することにより、購入時に取引手数料が証券会社に徴収されます。

この取引手数料は楽天証券やSBI証券では無料なのですが、やはり最大の違いは上記で説明した信託報酬還元方式が適用されないことです。

長期で運用をするっといった場合は、直販のひふみ投信で購入した方がよいでしょう。

 

ひふみプラスがひふみ投信より優れている点

積立型の場合ひふみ投信は1万円/月からしか積立ができませんが、ひふみプラスは100円/月から積立することができます。

然し、月100円や1000円の積立を行ったとしても大きな資産を築くことが出来ません。どうせ、積立を行うのであれば最低でも月1万以上長期に亘って積み立てるべきであると考えます。

 

 

ひふみ投信購入方法

ひふみ投信は一括購入と積立購入を行うことが出来ます。

 

振込購入

買い付けたい日に10,000円以上を指定口座にぐりこんでひふみ投信を購入する方法。総合取引口座開設後に、いつでも振込購入を行うことが出来ます。

 

積立購入

毎月5日、休日の場合翌営業日に指定の金融機関口座から10,000円以上(1円単位)を引き落としてひふみ投信を積み立てていくことができます。

 

まとめ

成長株投資(グロース投資)でありながら、資産価格を極力下落させることなく安定的な右肩上がりの運用成績を実現しており、非常に優秀なファンドということができます。

しかし、直近は大型株の組み入れ銘柄が大きいこともあり、TOPIXと同等以下の成績となっており、以前ほど投資妙味がなくなってきています。

 

下落耐性を備えつつ、安定した成績を出すファンドについては以下ランキング形式でまとめていますので参考にしてみてください。

 

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最後に:資産を飛躍的に増やす方法は明確に決まっている

積み重ねる運用

 

 

資産を大きく増やすにはどうすれば良いのでしょうか?

上場小型ベンチャー株に力一杯、資金を投入。一か八か、株価の急騰を願ったり、信用取引でレバレッジを思いっきりかけてみるのも良さそうです。仮想通貨の草コインも人生一発逆転があるかもしれません。

断言します。上記のような思考の方は一生資産が増えません。

そもそも一発の取引で大儲けを狙えるというのは、同じく容易に資金を溶かす可能性も高いということです。そんなものは投資とは言えません。投機と考えても質が低いです。もう少し丁寧に資産の扱い(延いては人生)を考えてみましょう。思考をガラリと変えてみましょう。

 

大事なのは「リターンが小さくても確実にプラスを、時間をかけて積み重ねていく(複利を生かす)」ことです。世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏も投資で最も大切なのは以下の2つのルールとしています。

 

  1. 絶対にお金を損しないこと。
  2. 絶対にルール1を忘れないこと。

 

 

この「損をしない」「プラスリターンを確実に積み重ねていく(複利を生かす)」という重要性を理解したところで資産運用は始まります。好きな企業の株、高配当・優待目当てなど、あなたの資産を減らしてしまう運用はやめましょう。「Classic」且つ「質実剛健」な資産運用を行なっていくべきです。

 

私も資産運用歴は既にかなり長いです。そしてこの思考に辿り着き、プラスリターン×複利運用を実施してからの資産増加スピードは圧巻でした。この哲学を実践している、私のポートフォリオに入っているファンドも今回まとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

 

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