インドネシア株式投資でおすすめ銘柄は?今後の全体の株価の見通しを含めてわかりやすく考察!

新興国株式

インドネシア株式投資でおすすめ銘柄は?今後のインデックスなど株価の見通しを含めてわかりやすく考察!

2022年6月27日

インドネシアの経済については前回、以下の記事でお伝えしています。

→ インドネシア経済の発展が著しい理由とは?産業構造や特徴を紐解き今後の見通しをわかりやすくお伝えする!

 

ポイント

  • インドネシア株式市場は高い成長率に比して上昇幅は日経平均以下となっている
  • しかし割安な水準ではない
  • 金融政策上も追い風は期待できない
  • 個別株はADRを用いて購入可能

 

本日はいよいよ本題ともいえるインドネシアの株式市場について、投資するのに魅力的な水準なのか?

魅力的な個別銘柄はあるのか?

という点を中心にしてお伝えしていきたいと思います。

 

【最新版】新興国の投資信託やETFのおすすめランキング13選!ポイントは今後の成長力と株式市場の魅力度。

 

インドネシアの株式市場は既に割高?

まずはインドネシアの株式市場全体の動きを見ていきましょう。以下はインドネシア版の日経平均ともいえるジャカルタ総合指数の値動きです。

 

ジャカルタ総合指数の株価推移

 

10年間で4000ポイントから7000ポイントに上昇しています。

その間の日経平均と比較したものが以下となります。アベノミクスで堅調に推移した日経平均に劣後した動きとなっています。

また、新興国株の特徴ではありますが値動きに激しさは目立ちますね。2020年のコロナショックでは40%ほど下落をこうむっています。

 

日経平均株価とジャカルタ総合指数

 

ではインドネシア株は割安水準といえるのでしょうか?

結論を申し上げますと、インドネシアは以下の表をご覧いただければ分かる通り、若干割高目のPER水準となっています。

 

地域・国 PER
(株価収益率)
PBR
(株価純資産倍率)
配当利回り 時価総額
インドネシア 17.8 2.4 3.19% 1280億ドル
全世界 14.5 2.5 2.39% 56.8兆ドル
先進国 14.9 2.6 2.24% 50.8兆ドル
エマージング国 11.6 1.7 3.64% 6兆ドル
ヨーロッパ 12.1 2 2.86% 10兆ドル
アジア・パシフィック 11.7 1.4 2.97% 6.8兆ドル
BRICs 11.7 1.7 2.9% 3.6兆ドル
日本 12.2 1.3 2.59% 3.7兆ドル
米国 17.1 4.2 1.51% 36.5兆ドル
中国 11.3 1.3 2.23% 2.1兆ドル
インド 32 3.8 1.29% 1.1兆ドル
ブラジル 5.9 1.7 10.33% 4225億ドル
イスラエル 11.9 1.7 2.19% 1259億ドル
マレーシア 14.5 1.5 4.16% 1222億ドル

 

折角であれば割安でなおかつ成長率が高い国に投資したいところですよね。

筆者が目をつけているのが中国です。国としての成長余力がまだまだ大きい上でPER11倍と異常に割安に放置されています。

→ 中国の株式市場への投資はおすすめできる?今後の見通しは?魅力的な個別銘柄やファンドを買い方も含めてわかりやすく解説!

 

何故、インドネシア経済は成長しているのに株価の伸びはイマイチなのか?

皆さん、経済は高成長しているのに株価の伸びがイマイチで、なおかつ割安ですらないということに疑問を持たれた方もいらっしゃると思います。

これは、所得が上昇したことによる購買力の上昇を先進国の企業に吸い取られていることに起因します。

 

所得が上昇すれば、日本の車や電気製品を購入しますし、スマホはAppleのiPhoneを購入しますし、検索はGoogleを用います。

つまり先進国の製品やサービスを使うので、先進国企業の収益の増加に寄与してしまうのです。

自国に高付加価値のある産業を育成できないかぎり経済成長の果実を自国の株式市場に還元することは難しいのです。

 

そのため新興国はGDPで世界全体の40%以上をしめるにも関わらず時価総額では10%程度となってしまっているのです。

世界の時価総額に占める新興国株式の比率

参照:Vanguardを元に筆者作成

 

自国の成長を株式市場に反映できるのは自国に高付加価値製品やサービスがある国のみです。新興国でなかなか自国の高付加価値製品やサービスを生み出せる国は少ないです。

しかし、1つだけ例外となっている国があります。それが先ほどお伝えした中国です。

 

中国は米国の製品やサービスを遮断して、自国のハイテク産業を発展させアリババやテンセント、百度、Huaweiなどを育てあげています。

→ 躍進を続ける中国経済!崩壊が囁かれているが実態は?特徴と今後の見通しを含めてわかりやすく解説。

 

中国国民の消費が中国の産業に向かうことで今後株式市場が増大していくことが想定されます。

投資を行うのであれば、このように自国に強い産業が確立できている新興国の方が魅力的であると考えています。

 

現在は金融引き締めを行い株式市場に逆風が吹いている

株式市場において重要な決定要素となるポイントに金融政策があります。アベノミクスで日本株が上昇したのも、日銀が大規模緩和を実施したことに起因しています。

また、コロナショック以降米国株が大幅に上昇したのもFRBによる利下げと量的緩和拡大に踏み切ったことがきっかけとなりました。

 

一方、現在世界的にインフレが進み米国をはじめ先進諸国で金融引き締めの動きが活発化しているため世界的に株価が軟調に推移しています。

インドネシアは2019年から利下げを実施してきましたが、現在は世界的なインフレ抑制の流れをうけて政策金利が急激に上昇しています。

 

インドネシア中銀の政策金利の推移

 

金融引き締めを実施している国の株価は軟調に推移します。インフレ率はいまだに5%を超えており、引き締めの出口はまだ見えません。

インドネシアの株式市場は2023年以降も厳しいと見通さざるを得ません。

 

インドネシア株に投資するにはインドネシアルピア円(IDRJPY)の為替リスクを負う

インドネシア株にかぎらず海外株に投資をするのであれば為替リスクを負うことになります。

特に新興国度合いが強い国ともなると為替レートの変動が激しくなります。

 

インドネシアの通貨はインドネシアルピアです。インドネシアルピア円のレートが上昇すれば円建のリターンは上昇し、下落すれば円建のリターンは下落します。

以下はインドネシアルピア円のチャートです。2021年の0.7から2022年には0.98と40%近く上昇しました。しかし直近大きく下落しています。

 

インドネシアルピア円のチャート推移

 

この動きはドル円と似たものがあります。動きはインドネシアルピア円の方が激しいですが。

インフレが上昇するなかでインドネシア中銀が利上げするなか、日本は金融緩和を継続しているので両国の金利差が拡大したことでインドネシアルピア円は急騰しました。

 

しかし、利上げにより景気悪化でインドネシア経済が腰折れし始め、日本のインフレ率が上昇したことで両国の金利差は縮小してインドネシアルピア円は下落に転じました。

 

ただ、この下落の動きはまだ序章です。

両国の金利差はさらに縮まっていく可能性が高く2021年の水準までインドネシアルピア円のレートが急落していく可能性が高くなっています。

現在投資をするとインドネシアルピア円の下落の影響が直撃することになる可能性があるので要注意です。

現在の水準から30%程度はインドネシアルピア円が下落すると想定すると最低でもインドネシアルピアベースで30%以上上昇する銘柄に投資をしていかなければいけません。

 

インドネシア株は楽天証券やSBI証券でADR制度を利用して購入が可能

インドネシアの証券取引所に上場されている銘柄を日本から購入するのは困難です。

そのため、ADRという仕組みを使って購入することになります。ADRは楽天証券やSBI証券といった大手ネット証券で購入可能です。

 

以下はインド株のADRの例となります。ADRは米国以外の国で設立された企業が発行した株式を裏づけとして米国で発行される有価証券です。

ADRは厳密には株式とは言えないのですが、裏づけとなる株式が存在するため株式を保有しているのと同じ効果を得ることが出来ます。

 

ADRとは?

 

それではADRで投資できる銘柄で魅力的なものをお伝えしていきます。

 

インドネシアのおすすめ銘柄①:バンクマンデリ(BMRI)

かつての日本がそうであったように新興国において経済が発展する局面では、その心臓にあたる銀行の収益は増加していきます。

バンクマンデリはインドネシア最大の国営商業銀行です。インドネシアのメガバンクとして以下のとおり幅広くサービスを展開しています。

  • 中小・零細企業向け融資
  • 商業銀行
  • 法人銀行
  • トレジャリー
  • インターナショナル・バンキング
  • 消費者向け金融

まさにインドネシアの三菱UFJ銀行といったところですね。政府持ち株比率は60%をこえるため国有企業です。

 

バンクマンディリは以下の通り売上は右肩上がりを実現しています。純利益もようやく戻してきました。

バンクマンディリの業績推移

 

2021 2020 2019 2018
純金利収入 73,062,494 62,520,805 59,440,188 54,622,632
金利収入、銀行 97,749,086 95,616,227 91,525,090 80,992,570
総支払利息 24,686,592 33,095,422 32,084,902 26,369,938
貸し倒れ引当金 20,706,294 23,631,444 11,810,248 14,456,471
貸し倒れ引当金後の純利息収入 52,356,200 38,889,361 47,629,940 40,166,161
非金利収入、銀行 47,163,489 42,633,188 38,478,632 38,726,211
非金利支払、銀行 -61,161,268 -57,130,144 -49,667,132 -44,949,003
税金など調整前当期純利益 38,358,421 24,392,405 36,441,440 33,943,369
法人税繰り入れ額 7,807,324 5,993,477 7,985,848 8,091,432
税金など調整後当期純利益 30,551,097 18,398,928 28,455,592 25,851,937
少数株主持分 -2,522,942 -1,599,413 -973,459 -836,916
特別損益項目前当期純利益 28,028,155 16,799,515 27,482,133 25,015,021
当期純利益 28,028,155 16,799,515 27,482,133 25,015,021
利益特別項目を除いた 28,028,155 16,799,515 27,482,133 25,015,021
希薄後当期純利益 28,028,155 16,799,515 27,482,133 25,015,021
期中平均株式 数 46,631 46,642 46,667 46,667
特別項目を除いた希薄EPS(一株当たり利益) 601 360 589 536
DPS (利益配当株当たり)-普通株式株式の発行 361 220 353 241
希薄後のEPS(一株当たり利益) 603 360 589 536

 

株価も上昇していますがPERは11倍台という割安水準となっています。政策金利の下落に歯止めがかかっているので業績の上昇が見込めるのもプラスの点です。産業PERが25倍となっている中で、まだまだ放置されている割安企業です。

P/E 比率 TTM

 

 

インドネシアのおすすめ銘柄②:アストラ・インターナショナル(ASII)

インドネシアはASEASNの中で最大の自動車産業を抱えています。以下の赤色の部分ですが右肩上がりとなっていますね。

ASEANの自動車産業にしめるインドネシアの地位

アストラインターナショナルはインドネシア最大の自動車企業です。自動車、二輪車、スペア部品の組み立てから販売を手がけています。

業績はコロナで凹んでいますが、現在回復している途中となっています。

アストラインターナショナルの業績

 

株価はコロナショック以降しずんでいますが、ここから業績が立ち直るに連れて回復して高値を超えていくことが見込まれています。

 

2021 2020 2019 2018
収益合計 233485000 175046000 237166000 239205000
収益 208723000 175046000 237166000 239205000
その他の収入(合計 24762000 - - -
収益コスト、合計 189484000 136488000 186927000 188436000
売上総利益 44001000 38558000 50239000 50769000
営業費用合計 206525000 162637000 210982000 212337000
販売費及び一般管理費費用計 16926000 24048000 22796000 22807000
減価償却費/償却費 12410000 1640000 1259000 1094000
支払利息(利益)-純営業活動 -2271000 - - -
異常費用(利益) 836000 461000 - -
その他の営業費用 計 -10024000 - - -
営業利益 26960000 12409000 26184000 26868000
営業外収益(費用)純額 6197000 7424000 4737000 5947000
資産売却益(損失 103000 - - 229000
その他・ネット -5493000 1908000 3133000 1951000
税引前当期純利益 32350000 21741000 34054000 34995000
法人税等調整額 6764000 3170000 7433000 7623000
税引後当期純利益 25586000 18571000 26621000 27372000
少数株主持分 43562000 -2407000 -4914000 -5699000
特別損益前利益 20196000 16164000 21707000 21673000
当期純利益 20196000 16164000 21707000 21673000
特別損益を除く営業利益 20196000 16164000 21707000 21673000
希薄化後当期純利益 20196000 16164000 21707000 21673000
希薄化後平均株式数 40484 40484 40484 40484
特別損益を除く希薄化後1株当たり利益 498.86 399.27 536.19 535.35
DPS - 普通株式一時発行 239 114 214 214.13
希薄化後正規化EPS 376.51 433.98 552.48 545.74

PERは8倍台と割安なのもお得なポイントですね。非常に割安に放置されています。自動車業界は日米ともに好調で、これから新興国にも波及していくはずです。

GMが発表した10-12月期の販売台数は前年同期比41%増の62万3261台。半導体へのアクセス改善が寄与した。高級車「キャデラック」ブランドの販売台数は同期に75%急増した。

10~12月の米自動車販売はGMとトヨタ増加、2023年は改善予想

PER

 

インドネシアのおすすめ銘柄③: iシェアーズ MSCI インドネシア ETF (EIDO)

個別銘柄に投資をするのは難易度が高いという方におすすめなのがETFです。ETFは株式と同様に株式市場が開場している間に売買することができる投資信託です。

 

インドネシアのETFで最も有名なのがi シェアーズMSCIインドネシアETFです。EIDOという銘柄名です。

EIDOはMSCIインドネシア・インベスタブル・マーケット・インデックスの価格・収益実績に連動する投資成果をを目標とする浮動株調整後の時価総額加重指数です。

 

ただ、上記はあくまで外国人が投資をすることができる株式の時価総額加重平均でありジャカルタ総合指数とのパフォーマンスは全く別物となります。

他にもジャカルタ総合指数に連動しているETFや投資信託はないか探しましたが見当たりませんでした。

 

以下はEIDOとジャカルタ総合指数のチャートの比較です。

ジャカルタ総合指数に圧倒的に劣後しています。なかなか厳しいものがありますね。

EIDOとジャカルタ総合指数のチャートの比較

 

以下は構成上位銘柄ですが大手銀行が上位を占めています。お堅いリターンを望むETFであることがわかります。

Ticker Name Sector Asset Class Market Value Weight (%) Notional Value Shares
1 BBCA BANK CENTRAL ASIA Financials Equity $92,638,739.16 19.64 92,638,739.16 158,577,290.00
2 BBRI BANK RAKYAT INDONESIA (PERSERO) Financials Equity $59,644,516.13 12.65 59,644,516.13 187,001,254.00
3 TLKM TELEKOMUNIKASI INDONESIA Communication Equity $32,928,971.84 6.98 32,928,971.84 126,390,390.00
4 BMRI BANK MANDIRI (PERSERO) Financials Equity $28,344,453.79 6.01 28,344,453.79 42,530,960.00
5 ASII ASTRA INTERNATIONAL Consumer Discretionary Equity $17,523,035.17 3.72 17,523,035.17 44,419,030.00
6 BBNI BANK NEGARA INDONESIA Financials Equity $16,898,278.29 3.58 16,898,278.29 27,059,958.00
7 KLBF KALBE FARMA Health Care Equity $12,115,542.68 2.57 12,115,542.68 82,766,385.00
8 MDKA MERDEKA COPPER GOLD Materials Equity $11,313,716.49 2.4 11,313,716.49 36,234,306.00
9 CPIN CHAROEN POKPHAND INDONESIA Consumer Staples Equity $10,924,138.70 2.32 10,924,138.70 27,929,225.00
10 ADRO ADARO ENERGY INDONESIA Energy Equity $10,328,865.92 2.19 10,328,865.92 55,732,839.00

 

まとめ

今回のポイントをまとめると以下となります。

ポイント

  • インドネシア株式市場は高い成長率に比して上昇幅は日経平均以下となっている
  • しかし割安な水準ではない
  • 金融政策上も追い風は期待できない
  • 個別株はADRを用いて購入可能
  • ジャカルタ総合指数に連動した成績をだすファンドは存在しない

 

以下では新興国で2023年から魅力的と考えられるファンドをランキング形式でお伝えしています。

【最新版】新興国の投資信託やETFのおすすめランキング13選!ポイントは今後の成長力と株式市場の魅力度。

 

2023年現在、妙味がある新興国は筆者は中国であると考えています。以下の記事を参考にしてほしいですが、実態に対して、あまりにも株価が割安で放置されており、どこかで卓越したリターンを狙えるタイミングがあると考えています。

【オリエントマネジメント】ハイリターンを狙え!中国に投資をする評判のORIENT MANAGEMENTを徹底評価!
【年率37%?】怪しい中国ファンド・オリエントマネジメントとは?中華圏の超高配当・割安銘柄に投資するヘッジファンドの本当の評判・評価

中国はこの20年間、他の国に比べて高い成長を実現し続けていました。しかし、株価は以下の通り10年間殆ど変わらない状況となっています。つまり年々割安度が増しているということです。 中国上海市 1990年 ...

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同じように、ヘッジファンドの帝王であるレイダリオ氏も中国へのポーションを増やしており、その後有名ファンドが追随しています。

新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」が猛威をふるう中で、世界の政治や経済の混迷が続くまま迎えた2022年。世界や市場はどこへ向かうのか、有識者に意見を聞く。第1回は世界最大のヘッジファンド運用会社ブリッジウォーター・アソシエーツ創業者のレイ・ダリオ氏。米国の国力低下や長期的なドル資産へのリスクに言及する半面、中国は国力上昇のサイクルにあるとの見方を示した。

レイ・ダリオ氏「中国は国力上昇のサイクルにある」

ヘッジファンドが中国株への投資を拡大していることが、ロイターが入手したゴールドマン・サックスとJPモルガンのリポートや、顧客の投資残高で分かった。

ゴールドマンのプライムブローカレッジ(ヘッジファンド向け総合サービス)の週次リポートによると、ヘッジファンドは過去10週中8週でショート(空売り)を上回るペースで中国株を買い増した。中国株の4週間の累積買い越し額は集計開始以降で最大になったという。

ヘッジファンドが中国株の投資拡大=調査

 

最後に:資産を飛躍的に増やす方法は明確に決まっている

積み重ねる運用

 

 

資産を大きく増やすにはどうすれば良いのでしょうか?

上場小型ベンチャー株に力一杯、資金を投入。一か八か、株価の急騰を願ったり、信用取引でレバレッジを思いっきりかけてみるのも良さそうです。仮想通貨の草コインも人生一発逆転があるかもしれません。

断言します。上記のような思考の方は一生資産が増えません。

そもそも一発の取引で大儲けを狙えるというのは、同じく容易に資金を溶かす可能性も高いということです。そんなものは投資とは言えません。投機と考えても質が低いです。もう少し丁寧に資産の扱い(延いては人生)を考えてみましょう。思考をガラリと変えてみましょう。

 

大事なのは「リターンが小さくても確実にプラスを、時間をかけて積み重ねていく(複利を生かす)」ことです。世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏も投資で最も大切なのは以下の2つのルールとしています。

 

  1. 絶対にお金を損しないこと。
  2. 絶対にルール1を忘れないこと。

 

 

この「損をしない」「プラスリターンを確実に積み重ねていく(複利を生かす)」という重要性を理解したところで資産運用は始まります。好きな企業の株、高配当・優待目当てなど、あなたの資産を減らしてしまう運用はやめましょう。「Classic」且つ「質実剛健」な資産運用を行なっていくべきです。

 

私も資産運用歴は既にかなり長いです。そしてこの思考に辿り着き、プラスリターン×複利運用を実施してからの資産増加スピードは圧巻でした。この哲学を実践している、私のポートフォリオに入っているファンドも今回まとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

 

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