インド株式市場

【2022年最新】おすすめのインド投資信託はどれ?2021年にMSCIやSENSEXなどインデックスファンドを上回ったアクティブファンド(ETF)をランキング形式で紹介

2022年6月27日

インドは誰もが認める今後世界の覇権を狙うことができる注目の新興国です。

直近は世界銀行もウクライナ危機の影響を受けてインドの成長率予想を引き下げていますが、それでも尚、魅力的な成長国です。

 

[ニューデリー ロイター] - 世界銀行は13日、インドと南アジア地域の成長率予想を引き下げた。ウクライナ危機によるサプライチェーン(供給網)のボトルネック悪化やインフレ高進を理由に挙げた。

世銀、インドと南アジアの成長率予想引き下げ ウクライナ危機で

 

そこで、インドの株式市場に投資を行いたいけれど、個別銘柄に投資を行うのは銘柄選別が難しい。まずは投資信託に投資を行いたいと思われている方も多いのではないでしょうか。

 

今回はそんな貴方に向けてインドの投資信託の中で、2022年以降におすすめできる投資信託をランキング形式で紹介していきたいと思います。

 

 

インドの現在の経済・株式投資環境をおさらい

インドの経済成長率の推移

インドの経済成長率の推移

 

ポイント

  • 人口は14億人(2022年時点)と、大国中国に次ぐ二位であり、労働人口数、総人口が今後も増え続け、2060年時点で17億5000万人となることが予想されている。
  • 理想的な人口ピラミッドの形であり今後の経済発展のポテンシャルが高い。
  • 全体としての教育水準はまだまだ低い実態がありますが、富裕層の子息は確りと教育されている。
  • かつてはイギリスの植民地であったことから、英語を公用語とし、欧米の外資系ともパートナーシップを組みやすい点がある。
  • 産業別GDPは不動産・金融・その他のサービス業が中心となっており、経済成長に寄与している。
  • 民間消費=個人の消費が拡大しており、内需の拡大による経済成長をしている。
  • 新興国にしてはまだまだ総固定資本形成比率が低い。
  • 税をうまく国民から徴収できておらず若干財政には不安がある
  • 経常収支はプラスに転じている
  • 政治は長期安定政権であるモディ首相のもと非常に安定している

 

インドの今後の経済成長についての分析は以下の記事を参考にしてください。

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実際に、2022年は新興国では10%を超える水準でインフレが起きている国も多く、インドに関しては前年比で6.95%の上昇となっています。

 

インド統計局が2022年4月12日に発表した3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比6.95%上昇と、市場予想の6.40%、前月の6.07%を上回りました(図表1参照)。インド準備銀行(中央銀行)のインフレ目標は4%±2%です。

インド中銀は6日~8日の会合で主要政策金利であるレポレートを市場予想通り4.00%で据え置きました(図表2参照)。決定は全会一致で、インド中銀は引き続き緩和的な政策を維持しました。ただインフレ見通しは引き上げました。

インド3月CPI:政策金利は市場予想通り据え置くもインフレ見通しを上方修正

 

予想を超えてのインフレ続伸ですので、今後はインド中銀も政策金利を上げて金融引き締めを行わざるを得ません。つまり株式市場には逆風が吹き荒れるであろうということです。

現在はインドは魅力的なるも、タイミングとしては、あまり手は出さない方が良いのかもしれませんね。株式市場の状況と合わせて判断していきましょう。

 

 

インド株式市場の状況(投資対象とすでに割高感がある

SENSEX指数の株価推移

SENSEX指数の株価推移

 

誰からみても魅力的故に資金の流入が続いた結果、インドの株式市場は利益の面からみてもバランスシートの面からみても、割高水準となっており、現時点が投資の好機かといわれると、調整のリスクに備えたほうが良いでしょう。

現在、インド株式市場のPERは32倍、PBRは3.8倍となっています。

正直に言ってしまうと新興国にしては割高、すでに投資タイミングとしては遅いです。

 

この場合、どうしてもインド株式市場で利益を出したいのであれば、相当に成果を出してきているインドの投資信託を選定する必要があります。

それでは、ここからはランキングにてインドをどうしても選ぶのであれば選択肢に入る投資信託を紹介していきます。

 

 

第1位:新生UTIインドファンド

まず第1位はインドの投資信託の中で最も高い成績を残している、新生UTIインドファンドです。

新生UTIインドファンド

 

 

詳しい解説記事はこちら。

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評判の良い新生UTI・インドファンドはインデックスファンドをアウトパフォームするのか?概要と直近のリターンを確認し評価していく。ムンバイSENSEX30/高成長インド・中型株式ファンド/野村 インド株投資とも比較

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新生UTIインドファンドとは?

新生UTIインドファンドは新生銀行の新生インベストメントによって運用されている、インドのアクティブ型の投資信託です。

実際に投資判断を行っているのは、インド最古の投信組成会社で、投信組成・運用に実績のあるUTIグループによって運用が為されています。

 

日本国内の金融機関がインドの個別銘柄が分からないので、インドの国内金融機関い運用を任せるのは極めて合理的な選択であるといえます。

 

新生UTIインドファンドの高い成績

第1位にランキングしている理由は、過去からの成績の高さです。

 

高成長インド中型株式ファンドと他のインド投資信託のチャートの比較

 

 

以下データを見てみると、10年平均で高い成績を出し続けています。

 

ファンド名 新生・UTIインドファンド HSBC インドオープン iTrustインド株式 野村 インド株投資 高成長インド・中型株式ファンド MSCIインド(配当込、円ベース)
トータルリターン1年 7.68% 16.29% 10.90% 14.75% 18.97% 20.26%
トータルリターン3年(年率) 16.64% 10.89% 13.72% 9.91% 15.93% 16.28%
トータルリターン5年(年率) 13.22% 7.26% -- 7.35% 8.83% 12.05%
トータルリターン10年(年率) 19.35% 11.63% -- 14.23% 17.93% 15.24%
シャープレシオ1年 0.46 1.01 0.92 1.05 1.34 --
シャープレシオ3年 0.62 0.38 0.55 0.4 0.55 --
シャープレシオ5年 0.56 0.29 -- 0.33 0.35 --
シャープレシオ10年 0.85 0.46 -- 0.64 0.74 --
標準偏差1年 16.7 16.13 11.83 14.07 14.16 --
標準偏差3年 26.81 28.39 24.86 24.61 29.04 --
標準偏差5年 23.72 25.01 -- 22.14 25.12 --
標準偏差10年 22.85 25.25 -- 22.24 24.26 --

 

 

新生UTIインドファンドのポートフォリオ

新生UTIインドファンドは金融・銀行サービスの割合は25.9%と非常に比重が偏っています。

【業種配分】

 

 

確かにインドは未だに金融インフラが確りと整っておらず、国民が漸く銀行口座を作り始めた段階です。

今後の普及率の増価に伴い、高い収益が期待できると見込まれるのに加え、不良債権を多く抱える国営銀行ではなく民間銀行に投資を行っている点も、目のつけ所がよいと言えるでしょう。

 

 

第2位:高成長インド・中型株式ファンド

 

高成長インド・中型株式ファンド

 

 

詳しい解説記事はこちら。

評判の高成長インド・中型株式ファンドを徹底評価!今後の見通しは明るいのか?口コミを含めてわかりやく解説する!
評判の高成長インド・中型株式ファンドを徹底評価!今後の見通しは明るいのか?口コミを含めてわかりやく解説する!

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高成長インド・中型株式ファンドとはどんなファンド?

運用会社は三井住友アセットマネジメントですが、新生UTIインドファンドと同様、実質的な運用はインドの中型株式運用に定評がある、コタック・マヒンドラ・アセット・マネジメント社が担っています。

 

注目されるのは高成長インド・中型株式ファンドは名前の通り、インドの中型株式に集中投資を行っていることです。非常にリスク選好であり、高いパフォーマンスが期待されるところです。

資産構成⽐率(%)

 

 

高成長インド・中型株式ファンドの成績

もう一度過去3年の比較表をみてみると、直近1年間は1位の新生UTIインドファンドと首位の座を争っています。

 

高成長インド中型株式ファンドと他のインド投資信託のチャートの比較

 

以下はパフォーマンスの再掲です。名実共に2位の称号がふさわしいでしょう。新生UTIインドファンドを購入して終わりではありますが。上記の通り新生UTIインドファンドが常にパフォーマンスは上ですね。

 

ファンド名 高成長インド・中型株式ファンド 新生・UTIインドファンド iTrustインド株式 野村 インド株投資 HSBC インドオープン MSCIインド(配当込、円ベース)
トータルリターン1年 18.97% 7.68% 10.90% 14.75% 16.29% 20.26%
トータルリターン3年(年率) 15.93% 16.64% 13.72% 9.91% 10.89% 16.28%
トータルリターン5年(年率) 8.83% 13.22% -- 7.35% 7.26% 12.05%
トータルリターン10年(年率) 17.93% 19.35% -- 14.23% 11.63% 15.24%
シャープレシオ1年 1.34 0.46 0.92 1.05 1.01 --
シャープレシオ3年 0.55 0.62 0.55 0.4 0.38 --
シャープレシオ5年 0.35 0.56 -- 0.33 0.29 --
シャープレシオ10年 0.74 0.85 -- 0.64 0.46 --
標準偏差1年 14.16 16.7 11.83 14.07 16.13 --
標準偏差3年 29.04 26.81 24.86 24.61 28.39 --
標準偏差5年 25.12 23.72 -- 22.14 25.01 --
標準偏差10年 24.26 22.85 -- 22.24 25.25 --

 

 

第3位:野村インド株投資

野村インド株投資

 

 

 

詳しい解説記事はこちら。

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評判の良い「野村インド株投資」は印度投資信託の中でもパフォーマンスが優秀?網羅的に解析し評価。新生・UTIインドファンド/ムンバイSENSEX30/高成長インド・中型株式ファンド/MSCIインド・インデックスと比較

インドの株式市場が世界中から注目を集めていることは、投資家であれば誰しもが知るところでしょう。 経済成長率も高く、人口爆発の大国に期待を持たない人はいません。 しかし、2020年に突如訪れたCovid ...

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野村インド株投資とはどんなファンド?

ファンダメンタルズ重視で中長期で投資を行っていくファンドです。

ポートフォリオは銀行・金融、情報技術に偏っています。インド投信ではお馴染みの配分ではあります。

 

業種 純資産比
銀行 25.9%
情報技術サービス 20.0%
石油・ガス・消耗燃料 10.9%
貯蓄・抵当・不動産金融 6.8%
不動産管理・開発 6.6%
その他の業種 25.0%
その他の資産 4.9%
合計 100%

 

野村インド株投資ファンドの成績

野村インド株投資基準価額推移

 

 

リーマンショック以降低迷していた運用実績も、2014年から復活し、2020年の金融緩和により飛翔しています。ベンチマークには負けていますね。ベンチマークはMSCIインド・インデックスです。

インド投信の比較

 

3位、としか言いようがなくて申し訳ないですが、そのようなファンドです。せめてMSCIインドのリターンは上回ってほしいところです。

 

ファンド名 野村 インド株投資 高成長インド・中型株式ファンド 新生・UTIインドファンド iTrustインド株式 HSBC インドオープン MSCIインド(配当込、円ベース)
トータルリターン1年 14.75% 18.97% 7.68% 10.90% 16.29% 20.26%
トータルリターン3年(年率) 9.91% 15.93% 16.64% 13.72% 10.89% 16.28%
トータルリターン5年(年率) 7.35% 8.83% 13.22% -- 7.26% 12.05%
トータルリターン10年(年率) 14.23% 17.93% 19.35% -- 11.63% 15.24%
シャープレシオ1年 1.05 1.34 0.46 0.92 1.01 --
シャープレシオ3年 0.4 0.55 0.62 0.55 0.38 --
シャープレシオ5年 0.33 0.35 0.56 -- 0.29 --
シャープレシオ10年 0.64 0.74 0.85 -- 0.46 --
標準偏差1年 14.07 14.16 16.7 11.83 16.13 --
標準偏差3年 24.61 29.04 26.81 24.86 28.39 --
標準偏差5年 22.14 25.12 23.72 -- 25.01 --
標準偏差10年 22.24 24.26 22.85 -- 25.25 --

 

 

インドの投資信託ランキングのまとめ

上記の他に、HSBCインドオープン、Itrustインド株式などがあります。パフォーマンスは上記の3つに劣りますので特に確認する必要がありません。

 

インドへの個別株投資は分析が難しいことから、投資信託が現実的な選択肢となってきます。

インドの投資信託の中には、インドの市場平均よりも高いリターンを出しているファンドも上記のように存在しています。

 

しかし、インドの株式市場自体が割高ということもあり、また今はインフレ率が7%近く猛威をふるっています。金融緩和で十分に株価上昇はしてしまっていたので、ここからは中央銀行による金融引き締めで、株式市場には試練が訪れると踏んでいます。筆者は確信しています。

タイミングとしては、一度市場が大幅に調整してからでも良いかと思います。それが何年後になるかどうかは、神のみぞ知ることになりますが、必ず好機は訪れます。

 

 

さらにおすすめの投資先

インドは確かに魅力的な新興国ではありますが、誰にでも分かり易く魅力的で尚且つ株式投資の門戸が広く開かれている、ということもあり適正~割高な価格になってしまっています。

新興国投資を成功させるには、経済成長率が今後も見込めること、株式市場に需要が十分にあること、などなど、総合的に判断する必要があります。

現在筆者が注目しているのは圧倒的に中国です。

 

 

最後に:資産を飛躍的に増やす方法は明確に決まっている

積み重ねる運用

 

 

資産を大きく増やすにはどうすれば良いのでしょうか?

上場小型ベンチャー株に力一杯、資金を投入。一か八か、株価の急騰を願ったり、信用取引でレバレッジを思いっきりかけてみるのも良さそうです。仮想通貨の草コインも人生一発逆転があるかもしれません。

断言します。上記のような思考の方は一生資産が増えません。

そもそも一発の取引で大儲けを狙えるというのは、同じく容易に資金を溶かす可能性も高いということです。そんなものは投資とは言えません。投機と考えても質が低いです。もう少し丁寧に資産の扱い(延いては人生)を考えてみましょう。思考をガラリと変えてみましょう。

 

大事なのは「リターンが小さくても確実にプラスを、時間をかけて積み重ねていく(複利を生かす)」ことです。世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏も投資で最も大切なのは以下の2つのルールとしています。

 

  1. 絶対にお金を損しないこと。
  2. 絶対にルール1を忘れないこと。

 

 

この「損をしない」「プラスリターンを確実に積み重ねていく(複利を生かす)」という重要性を理解したところで資産運用は始まります。好きな企業の株、高配当・優待目当てなど、あなたの資産を減らしてしまう運用はやめましょう。「Classic」且つ「質実剛健」な資産運用を行なっていくべきです。

 

私も資産運用歴は既にかなり長いです。そしてこの思考に辿り着き、プラスリターン×複利運用を実施してからの資産増加スピードは圧巻でした。この哲学を実践している、私のポートフォリオに入っているファンドも今回まとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

 

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