日本中の投資信託を分析

日興レジェンドイーグルファンドを評判通りの商品なのかを徹底評価!資産成長コースと毎月決算コースと円ヘッジコースの違いについても比較。

2022年4月25日

日興レジェンドイーグルはヘッジファンド型の運用を行う評判の投資信託です。

日興と名前を冠していますが、実態はファーストイーグル・インベストメント・マネジメント社が運用するファンドに投資する形式で運用されています。

 

本日は日興レジェンドイーグルについて、どのようんば投資信託なのかという点をわかりやすくお伝えしていきたいと思います。

 

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運用を担当するファースト・イーグル・インベストメント・マネジメント社とは?

ファースト・イーグル・インベストメント・マネジメントは1803年に設立された歴史ある米国の独立系運用会社です。運用資産残高は11兆円となっています。

ファースト・イーグル・インベストメント・マネジメント社

 

 

日興レジェンドイーグルが投資するファンドはファーストイーグル社のグローバル・バリュー・チームが運用する「アムンディ・ファースト・イーグル ファンドシリーズ」です。

日興レジェンドイーグル意外に以下の投資信託が運用されています。

✔︎ ワールド・バリュー・アロケーション
✔︎ アムディ・デュアル・バリュー・アロケーション
✔︎ アムディ・グローバル・ストラテジー株式ファンド

 

 

世界の割安銘柄に投資を実行する

日興レジェンドイーグルが投資対象としているのは新興国を含めた世界全体の株式です。現在の世界の時価総額のシェアは以下となっています。

時価総額シェア

 

 

 

結果として後で構成上位銘柄を紹介しますが、多くを米国の銘柄が占めています。世界の株式市場は米国を中心に動いていることが実感できます。一般的な割安株投資とはPERやPBRを元にして銘柄を選定します。

➡︎ 重要指標PBRとPERとは?株式投資における重要指標をわかりやすく解説する!

 

日興レジェンドイーグルでは伝統的なバリュエーション分析だけでなく、フリーキャッシュフローや独自の財務分析を行い銘柄を厳選していくそうです。

 

構成上位10銘柄

以下は2022年5月末時点での日興レジェンドイーグルの構成上位10銘柄となります。

見事なまでのコモディティポートフォリオです。金ETFが10%近いです。

 

銘柄 国名 組入比率
1 金ETF 米国 9.78%
2 エクソンモービル 米国 3.06%
3 オラクル 米国 2.89%
4 シュルンベルジェ 米国 2.16%
5 コムキャスト 英国 1.99%
6 ブリティッシュ・アメリカン・タバコ 英国 1.90%
7 CHロビンソン・ワールドワイド 米国 1.77%
8 フィリップ・モリス 米国 1.70%
9 アンセム 米国 1.59%
10 メタプラットフォームズ 米国 1.55%

 

以下は参考までに今年の2月末のポートフォリオですが、エネルギーセクターの下落により、エクソンモービルの順位が下がっている程度です。アンセム(米大手保険会社)が入ってきました。不況を織り込み株価が上昇しているセクターですね。

 

<2022年2月末>

銘柄 国名 組入比率
1 金ETF 米国 9.73%
2 オラクル 米国 2.96%
3 エクソンモービル 米国 2.74%
4 コムキャスト 米国 2.07%
5 ブリティッシュ・アメリカン・タバコ 英国 1.85%
6 シュルンベルジェ 米国 1.72%
7 フィリップ・モリス 米国 1.63%
8 メタプラットフォームズ 米国 1.58%
9 CHロビンソン・ワールドワイド 米国 1.56%
10 フィナンシエール・リシュモン スイス 1.48%

 

以下は昨年時点のポートフォリオですが、ダノン、ブリュッセルランパードが今やトップ10にいないことから、上位5つは大きく変わらないものの、下位は変動が激しいですね。

 

<2021年8月末>

銘柄 国名 組入比率 概要
金ETF 米国 8.77% 金現物に連動することを目指したETF
オラクル 米国 3.44% 世界的なソフトウェア企業。データベース管理システムの開発、販売を行う
コムキャスト 米国 2.54% ケーブルテレビ事業会社
エクソンモービル 米国 1.99% 世界最大級の石油メジャー
フェイスブック 米国 1.86% 世界最大のSNS
フィリップ・モリス 米国 1.73% 世界最大級のタバコ会社
グループ・ブリュッセル・ランパード ベルギー 1.63% ベルギーの総合商社
ダノン フランス 1.56% 世界展開する食品会社
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ 英国 1.47% 英国のたばこ製造販売会社

 

 

米国が構成上位を多く占めています。国別の構成比率でみると以下の通りとなります。

資産別配分

 

 

銘柄 比率
米国株式 43.7%
欧州株式 16.7%
日本株式 7.5%
その他株式 9.8%
金関連 13.6%
債券 1.6%
現金 7.0%

 

株式全体は77.2%なので、米国株式の全株式の比率は54.6%となります。

世界の時価総額に占める米国の比率である58%とほぼ等しくなります。

 

特徴的なのは金関連に12%の比率を割いていることです。金は株式や債券といった伝統的な資産と異なる動きをするオルタナティブ資産です。

金を組み入れることでポートフォリオに安定感を出すことを目的としていると月次報告書にも記載されています。

 

 

資産成長コースと毎月決算コースと円ヘッジコースの違い

日興ジェンドイーグルには以下の3つのコースが存在しています。

✔︎ 資産成長コース
✔︎ 毎月決算コース
✔︎ 円ヘッジコース

それぞれの違いは以下の通りとなります。

 

決算回数 為替変動リスク
資産成長コース 年2回 あり 為替ヘッジを行わないため為替リスクを受け入れる
毎月決算コース 年12回 あり
円ヘッジコース 年2回 低減を図る 主要通貨に対して円ヘッジを行う

 

決算を行う毎に分配金を拠出することになるので複利効果が毀損されます。分配金を出す時に自動的に税金支払いが発生してしまいますからね。

➡︎ 投資信託で大損するリスクは把握できているか?手数料よりも深刻なパフォーマンス(利回り)の悪さに焦点。〜投信営業マンの嘘を暴く〜

 

合理的に資産を増やしたいのであれば、資産成長コースか円ヘッジコースを選ぶことを推奨します。個人的な考えとしては円にだけ集中するよりは通貨分散も行なった方がよいとかんがえていますので資産成長コースでよいと考えています。

以下の成績欄では資産成長コースを前提として話をすすめていきたいと思います。

 

 

日興レジェンドイーグルファンドの運用成績

気になる成績についてみていきましょう。以下のように比較的安定した成績を出しています。(直近はやはり下落ですが)

日興レジェンドイーグルファンドの運用成績

 

 

データとしてみると以下の通りとなります。10年でトータルリターンは9.17%と安定しています。

 

1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率)
トータルリターン 16.10% 9.08% 6.01% 9.17%
カテゴリー 6.91% 12.42% 9.25% 11.11%
+/- カテゴリー 9.19% -3.34% -3.24% -1.94%
順位 82位 162位 125位 68位
%ランク 27% 73% 80% 79%
ファンド数 314本 223本 158本 87本
標準偏差 9.48 14.26 12.81 13.15
カテゴリー 16.09 19.44 17.39 16.99
+/- カテゴリー -6.61 -5.18 -4.58 -3.84
順位 16位 9位 2位 6位
%ランク 6% 5% 2% 7%
ファンド数 314本 223本 158本 87本
シャープレシオ 1.7 0.64 0.47 0.7
カテゴリー 0.61 0.66 0.55 0.67
+/- カテゴリー 1.09 -0.02 -0.08 0.03
順位 45位 131位 104位 45位
%ランク 15% 59% 66% 52%
ファンド数 314本 223本 158本 87本

 

 

トータルリターンは市場平均と同じ水準を出しながらお比較的低い標準偏差を実現しています。

とはいえ、以下の通り最大30%程度のドローダウンは覚悟しなければなりません。

 

平均リターン:9.17%
リスク(=標準偏差):13.15%

【68.3%の確率】

平均値±標準偏差の範囲に収まる

△3.98%(=9.17%-13.15%)

+22.32%(=9.17%+13.15%)


【95.4%の確率】

△17.13%(=9.17%-13.15%×2)

+35.47%(=9.17%+13.15%×2)

【99.7%の確率】

平均値±(標準偏差×3)の範囲に収まる

△30.28%(=9.17%-13.15%×3)

+48.62%(=9.17%+13.15%×3)

 

 

まとめ

日興レジェンドイーグルファンドはヘッジファンド型の運用を行うファンドとして運用されています。

たしかにオルタナティブ資産の一つである金を組み入れてはいますが、その他の運用手法は基本的なバリュー株ファンドと変わらぬ内容となっています。

 

現金を一定比率持っていることと、金の保有で価格の値動きは指数より抑えられておりリスクは低いですが、それでもコロナショックなどの暴落時にはしっかりとダメージを負っています。

 

最後に:資産を飛躍的に増やす方法は明確に決まっている

積み重ねる運用

 

 

資産を大きく増やすにはどうすれば良いのでしょうか?

上場小型ベンチャー株に力一杯、資金を投入。一か八か、株価の急騰を願ったり、信用取引でレバレッジを思いっきりかけてみるのも良さそうです。仮想通貨の草コインも人生一発逆転があるかもしれません。

断言します。上記のような思考の方は一生資産が増えません。

そもそも一発の取引で大儲けを狙えるというのは、同じく容易に資金を溶かす可能性も高いということです。そんなものは投資とは言えません。投機と考えても質が低いです。もう少し丁寧に資産の扱い(延いては人生)を考えてみましょう。思考をガラリと変えてみましょう。

 

大事なのは「リターンが小さくても確実にプラスを、時間をかけて積み重ねていく(複利を生かす)」ことです。世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏も投資で最も大切なのは以下の2つのルールとしています。

 

  1. 絶対にお金を損しないこと。
  2. 絶対にルール1を忘れないこと。

 

 

この「損をしない」「プラスリターンを確実に積み重ねていく(複利を生かす)」という重要性を理解したところで資産運用は始まります。好きな企業の株、高配当・優待目当てなど、あなたの資産を減らしてしまう運用はやめましょう。「Classic」且つ「質実剛健」な資産運用を行なっていくべきです。

 

私も資産運用歴は既にかなり長いです。そしてこの思考に辿り着き、プラスリターン×複利運用を実施してからの資産増加スピードは圧巻でした。この哲学を実践している、私のポートフォリオに入っているファンドも今回まとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

 

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